三角ネットを用いた、雪崩予防工と落石対策工に兼用できる防護柵として開発された工法です。斜面雪圧および落石エネルギーをワイヤロープで編み上げた三角形のネットで受ける工法であり、三角ネット、支柱、ワイヤロープ、アンカーによって構成されています。正立三角形と逆三角形のネットを交互に設置し防護柵全体で効率よく衝撃エネルギーを吸収し落石を逃がすことなく捕捉することが可能です。ネットで受けた荷重を引張力としてアンカーに伝達するため頑固な基礎地盤を必要としません。斜面の掘削を必要としないため樹木の伐採が少なく、ネットを主体とする構造で背後の景観が透過するため、景観性に優れた環境負荷軽減型の工法となっています。